神社学的☆宝物さがしの旅は・・・(中村真・神社学)


先週末は三重県とともに企画し開催した「三重の宝ツアー」という、暮らしの中にあるキラリと光る宝物に出会いにいくという、宝探しの旅に行ってきた。お蔭様で毎年開催させてもらっているこの旅路は、今回も海と山の暮らしにダイブする素敵な時間になった。

自治体である三重県庁。

とても懐が深いんです。


普通地方自治体が絡む旅企画や〇〇体験というと、その自治体が発信したい内容をこれでもかって詰め込んでくるケースが多く、参加者がそこに参加したいか?というよりも「これを体験してもらいたい」が勝ってしまうことがよくある。響かないトークを延々と聞かされてしまうこともしばしばだが、これもみなさん前向きに考えて、ちゃんと説明しなきゃという思いでやられているので、決して否定はできないものの、僕ならもう一歩踏み込んで、例えばご説明いただける方の家に一泊泊めてもらって、いつもの夜をともに過ごす中で、本来のその土地の暮らしを知りたいな、と思うんだな。 


これ、日本のクールジャパンと近い違和感。 クールジャパンって、こんなに恥ずかしい表現ないな、と僕は思ってて、 自分でクールっていっちゃってるww 


クールって表現は自分で使っちゃう言葉じゃないんじゃないかって、 

ずっと違和感があるんですわ。で、クールジャパンって紹介しているジャパンコンテンツが、、、、


うん、これは 本質でないからやめておくとしてw 


そんな中、僕のこのややこしい考え方を三重県はぐっと受け入れてくださり、三重の宝物に出会いに行くツアー なんだけど、これが宝なんだ! 

という表現は全くせずに、参加者の心に響くそれぞれのものが宝なんだ、という理解をしてくれている。加えて僕は、三重の方々にとっても、その土地に興味をもってわざわざ出向いてきた参加者との交流をすることで、いつもの当たり前の自分たちの暮らしの豊かさに気が付く可能性だってあって、それこそ宝なんだ、という裏テーマももって実行しているんだが、県庁職員の方がそのふわふわっとした、でも本質的な話を大事にしてくださり、数値化しにくい価値の可視化について共に笑い、悩みながらも歩を共にしてくれているのです。ね! 懐深いっしょ! 僕がお付き合いさせていただいてきたどの県庁の方々より、地元を愛して、本質的に地元の魅力に気が付いているのは三重県なんじゃないかって本気で感じちゃう。 だって、こんな僕をブッキングし続けてくれてるww


お蔭様で僕にとっての三重県は、宝箱のようなもの。


宝石がヒト・モノ・コトとそこかしこに散りばめられた宝箱なんだ。 


そう考えると、実は宝はどこにでもあるはずで。 


三重には三重にしかない宝が。尾道には尾道ならではの宝が。島根には島根だからこその宝が。 


もちろん僕の住まうこの東京だって、うがった見方をしなければ宝物に溢れているはず。 


 宝物さがしは足元を見つめることだね。 


いま、僕らが当たり前に暮らすこの土地は地球そのもの。地球は大地のお宮で、地宮なんじゃないかな。 旅が教えてくれる宝物。 


それは毎日の中のいつもの時間の中にあるのかもしれないな。

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